ヤマエグローバルは、薩摩川内港より、国産木材を使用したプレカット製品の海外輸出を開始いたしました。薩摩川内港の活用は同社として初の試みであり、新たな物流拠点として大きな可能性を感じています。
今回輸出する製品には鹿児島県産材をはじめとする国産木材を使用しています。鹿児島県内の森林から生まれた木材を、同じく当グループ会社である ワイテック（薩摩川内市）が加工し、薩摩川内港から韓国へと輸出します。鹿児島の資源を鹿児島の企業が製品化し、鹿児島の自治体の協力を得て世界へ届けるという、地域に根ざした取り組みです。
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現在、日本の林業は、木材需要の減少や物価高騰に伴う収益性の低下など、多くの課題に直面しています。その影響で担い手不足が進み、森林の維持管理にも影響が出始めています。
こうした状況の中で今回の取り組みは、林業に携わる方々の収入を支えるとともに、森林資源の健全な循環を保ち、さらには地域経済の活性化にもつながる重要な一歩になると考えています。
また、この取り組みは、当グループ各社が持つ強みを活かして実現したものです。資源の調達から加工、物流、そして販売に至るまで、グループ全体が一体となって取り組むことで、地域資源の価値を最大化し、国産材の新たな可能性を切り拓いてまいります。
当グループは今後も「地域に根ざし、地域とともに世界へ」という姿勢を大切にしながら、第一次産業の発展と地方創生に向けて、グループシナジーを最大限に発揮していきます。