先日、ヤマエ久野 鮮冷部の新入社員向けに養殖場を訪問する研修が実施されました。鮮冷部とは、主に青果・水産・精肉等、温度管理が必要な商品を取り扱う部署です。
鮮冷部での養殖場研修は今年で4年目となり、今回は大分県佐伯市の有限会社豊洋水産様、および中部飼料株式会社大分試験場様にご協力いただきました。
研修内容は、「鯛とハマチの給餌体験」「中部飼料大分試験場での試験研究視察」「魚のさばき方講習と試食」の3つを軸に行われました。




今回の研修について、新入社員に感想を伺いました。
【A.Mさん】
「養殖場によって魚の味が変わる」という事実に驚き、自分で魚を捌く研修を通して、切り身で買うよりも丸ごと一匹から扱うことの価値や節約術を学びました。一日の餌代だけで数十万円が動く経営のダイナミズムを肌で感じ、今後は様々な種類の養殖魚を食べ比べ、その違いをより深く探求していきたいという探究心が芽生えた研修でした。
【T.Yさん】
「天然こそ最良」という自分の中の固定観念が、実食した養殖ブリの美味しさによって見事に覆されました。出荷まで数年を要する現場の重労働と、緻密な管理に支えられた「確かな味」への付加価値を実感しています。現場の苦労と育てる喜びを知る方々の熱い想いを、営業として正しく世の中に伝えていきたいと強く決意しました。
【N.Mさん】
一匹ずつ手作業でワクチンを打つ気の遠くなるような作業や、想像を超える餌代の高さに触れ、普段当たり前に目にしていた魚の価格に心から納得できました。小さな試験場から大規模な現場まで、地道な改良を積み重ねる努力こそが養殖を支えていると知りました。激しく餌を食べる魚たちの生命力に触れ、命をいただく尊さと感謝を改めて学んだ二日間でした。
【Y.Rさん】
大学で学んできた水産業の知識が、実際の現場でどう経営に結びついているのかを深く理解できました。かつて行われていたクロマグロ養殖の撤退判断や、高価な自動給餌機の導入効果など、厳しい現実の中での戦略的な判断に感銘を受けました。将来、原料を扱う仕事をする際に、生産者の方々を心からサポートできる存在になりたいという目標が明確になりました。
今回参加した新入社員は、養殖業の魅力や課題について現地で深く学ぶことができました。研修は、「目で見て肌で感じる」ことの大切さを教えてくれる貴重な経験となったようです。
