農業を続けるには、人材不足や高齢化、資材コスト、衛生管理や労働安全など多くの課題があります。持続可能な農業のため、近年では世界的にGAP認証の取得が推奨されています。ヤマエグループでは、国内の野菜供給をより安定させるため、JGAP指導員の資格を持つ営業担当者が野菜の販売を行い、生産者と消費者をつなぐ役割を果たしています。
GAP認証とは?
Good(適正な) Agricultural(農業の) Practices(規範)の略称であり、農業における持続可能性を確保するための生産工程管理を指します。
この認証は、食の安全性や環境保全に取り組む農場に与えられるもので、労働安全や人権尊重に関する基準も含まれています。また、GAP認証には「GLOBAL GAP」「ASIA GAP」「JGAP」の3種類があります。
JGAP指導員とは?
JGAPは日本発のGAP認証制度のことで、対象品目は「青果物・穀物・茶」です。JGAP指導員とは、これらの品目を生産する農場が認証を取得し、継続的に維持できるよう支援や助言を行う専門家を指します。JGAPの基本的なことを学ぶ研修「JGAP指導員基礎研修」に合格した人は、協会に指導員として登録されます。
ヤマエグループでは、九州を中心とした農家からの協力をもらいながら、JGAP認証を取得した小松菜やほうれん草・トマト 等を販売しています。
今後、世界的な人口増加に伴う食糧危機が深刻化する中で、日本の農業の持続可能性を確保することは、私たちにとって重要な課題です。ヤマエグループは、環境保護や資源の効率的な利用を重視し、地域社会との共生を目指した農業の発展を支援するため、持続可能な農業の実現に向けた取り組みを積極的に推進していきます。