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マール 「救済バナナ」で食品ロス削減

ヤマエグループは、お取引先の皆様とともに持続可能な社会の実現に向けた取り組みを実施しています。

マールでは、エクアドルをはじめ各国から定期的にバナナを輸入しています。これまで、日本到着後の検査のため抜き取られたバナナは、品質に問題がなくとも「正規品」として販売できず、すべて廃棄されていました。これらのバナナを『救済バナナ』としてお取引先様にて販売いただく取り組みについて紹介します。

  

現在マールでは毎月1,100トンのバナナを輸入しており、内4トンが検査用に使用されたのち廃棄されていました。元々廃棄されていた理由は、店舗での販売用に袋詰めされた商品の袋が破かれることで見た目が悪くなるためでした。また、廃棄するための費用も発生していました。

この状況を受けて、関東を中心に展開されるスーパーマーケットのヨークマート様から「せっかく食べられるのだから廃棄にせずに販売してみよう」とのお声掛けを頂き2025年5月より『救済バナナ』の販売が開始しました。

販売開始以降『救済バナナ』は大変好評を頂いており、ご購入されたお客様からは「袋詰めされていないが、大量保存用に購入している」「見た目は悪くても中身は影響がないため、スムージー等に使用している」という声が寄せられています。

販売する際は、POPを活用して商品の説明を行いお客様にも安心して購入いただけるよう工夫しています。現在はヨークマート様の関東エリアの一部店舗にて販売されており、これまでの販売量は3ヵ月で約15トンにも及びます。また、廃棄費用についても順調に削減することができています。

今後は関東エリアのみならず、関東と同様に検査による廃棄品が出ている関西エリアでも取り組みを拡大していけるよう進めています。

このように規格外の食材を捨てることなく手に取りやすい価格で供給することで、企業そして消費者にとってプラスの効果が得られるようになりました。

 

最後に、マールではエクアドル産、メキシコ産、カンボジア産、 ベトナム産、台湾産のバナナを取り扱っています。バナナ=フィリピンというイメージが強いですが、フィリピン産以外にも美味しい特徴的なバナナを生産している国は多いです。様々な産地のバナナを美味しくお届けできるよう、これからも日々取り組んでまいります。

 

マールについて、詳細はこちらをご覧ください。

また、マール営業担当へのインタビューについてはこちらをご覧ください。

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